山と四季

自然紀行エッセイでもアウトドア日記でもないのであしからず。

東京都江東区、清澄白河エリアの下町風情漂う商店街の一角で営まれている山食堂。そこで四季のひとさじを食材としてお使いいただくことになりました。

様々な角度からクリエイションについて紹介するWeb Magazine NIWAに山食堂を営む矢沢路恵さんが寄稿していらっしゃる連載の中で、四季のひとさじについても触れてくださっています。ぜひご一読ください。
Web Magazine NIWA 「食と人」vol.25

矢沢さんから最初にご連絡をいただいたのが2014年9月のことですから、実現に漕ぎ着けるまで随分と長い時間を要したことになります。実は、私たちの能力が追いつかないことを理由に、最初はお断りしました。しかし、何か強い縁を感じ、連絡を取り合い続けて今日に至りました。やりとりの中での「四季のひとさじ、いつまでもお待ちしております!」という矢沢さんの力強い言葉が、ずっと忘れられません。なんでも容易に探し出し、手に入れ、消費することができ、目紛しい速度で物事や人々の関心が移ろいゆく世の中にあって、駆け出しで未熟な私たちのような者を待ち続けてくださった山食堂の皆さんに対しては、感謝の気持ちでいっぱいです。

山食堂に限らず、kasi-friendly、喫茶carta、THE STABLES、まど枠、えんツコ堂製パン、四季のひとさじをお取扱いくださっている全てのお店は、私たちにとってかけがえのない宝物のような存在です。ただでさえ少ない供給がさらに不安定だった期間でも、嫌な顔一つせず、むしろ明るく励ましてくださり、そして待ち続けてくださった方々。商い云々はもちろんなのですが、そのような方々とのご縁に恵まれたことが、何よりもおおきな財産です。

話は脱線しますが、四季のひとさじ、そして PEAK for MEAL の諸活動について改めて綴らせていただきます。

四季のひとさじは元々、玲奈が岩手で料理家として活動していくための布石として、名刺代わりにと始めたものです。でもそこには料理家・吉田玲奈の姿勢と心意気が端的に表れています。食の一期一会を楽しむこと、レシピではなく食材と自身の感性に従うこと、ささやか(小さく目立たないけれど情愛が深く心遣いが行き届いているさま)であること…。これらはそのまま、玲奈の情熱を原動力とする PEAK for MEAL の「こうありたい」という願いでもあります。 

一期一会を楽しむには、予定調和に甘んじず(時には「あっさり諦める」という選択肢も持ちながら)常に探究心や好奇心の扉を開いておかねばなりません。自身の感性に従うには、従うに足るだけの感性を育み続けねばなりません。ささやかであるためには、損得や世の移ろいに左右されない信念と覚悟が必要です。こう書くとまるでストイックな修行僧のようですが、ズボラさや小心者な部分も含めて身の丈もわきまえてます。迷いながらゆっくりじっくり。

名刺代わりに始めたことが、思いの外ご評価を頂戴し、たくさんの方々が楽しみにしてくださっていることは、とても嬉しく、励みにもなっています。その一方で、一人歩きしてしまっている四季のひとさじのイメージが、お取扱いくださっている店の方々に思わぬ負担をかけてしまったり、私たち自身の足枷となってしまうことも時折あります。商いである以上、これは仕方がないことなのでしょうが、私たち自身はともかくとして、お取引先各位には申し訳なく思っています。しかしだからと言って妥協したり、無理な背伸びをしたりせず、私たちの大切な第一歩である四季のひとさじの姿勢と心意気を崩さずに、背負子四季の食卓も営んでいきたいと願っています。

商いと呼ぶには未だお粗末で子供じみているかもしれませんが、心から信じるモノ・コトだけをお届けします。

山食堂でのお取扱い開始を機に、そろそろPEAK for MEALという看板を掲げて1ヶ月ということもあり、いろいろと思いが過ってつらつらと書き連ねてしまいました。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。お気軽に遊びにいらしてね♡

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