「お味噌作りの会 2017」を終えて

今年の「お味噌作りの会」は、過去最高の参加人数(48名)となりました。当然茹でる大豆の量も増えるわけで、1月から2月にかけての我が家のガス料金はエライことになりました ( ;´Д`) まあお代はきっちり頂戴しているので問題はありませんが、やっぱり額面見たら冷や汗でましたね。

大豆を茹でながら丁寧に灰汁を掬いとるまでの行程は、お客様がお見えになる前に私たちが済ませておくので、慌ただしい朝となりますが、ブクブクと石鹸水のように泡立つ灰汁が取り除かれた澄んだ茹で汁は、綺麗な味の仕上がりを予感させて、楽しいひと時です。この灰汁を取り除くという行程は、実は家庭での小規模な仕込みだからこそ可能なことです。灰汁をとるか否かについては様々な議論がありますが、私たちはこれからも大切にしいきたい行程です。

それにしても、自らお味噌を仕込み、育み、そして日々の食生活を共にする方が、私たちの活動を通じて増えていくことは、とてもとても嬉しいことです。なぜかって、世の中にそれだけおいしいお味噌が増えるってことですから。ほぼ例外なく(笑)

おいしいものを作ることにかかる手間を知ることとか、原材料にも関心を持つこととか、原材料を直接触る手からその産地や生産者に思いを馳せることとか、手作りの意義は挙げればきりがないほどいろいろとありますが、全ての原点は「おいしい」というその一言に尽きると思います。それは、人類が持つ最も原始的且つ普遍的な喜びの一つなのではないでしょうか。

冬の寒い間ではあるけれど、1年365日のうちのたった1日頑張れば、夏が終わる頃から次の1年間は、真っ当なお味噌が食卓においしいという喜びをもたらしてくれるんです。そう思えば、こんなに楽しいことはありません。今年私たちは、合計でおよそ180kgのお味噌の仕込みをお手伝いさせていただきましたが、まったく飽きることはありません。ご参加くださった皆様にとっても、そんな楽しい365分の1日となるよう願っています。

以前にご参加くださった方々が、それぞれのご家庭でお味噌を仕込まれている様子をSNSなどから知ると、とても報われた気分になります。会の最中に何度かお話しさせていただきましたが、私たちがお伝えしている方法が絶対ではありません。いろんな工夫をしてみたり、上手に手を抜いたりしながら、毎年の恒例行事として継続していただけたら幸いです。その先には、食卓における喜びだけではなく、思いもよらないような素晴らしい未来があるような気がします。

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