棚と瓶 – 喫茶cartaのこと

先週、四季のひとさじと最も早くから歩みを共にしてくれた喫茶cartaへ、最後の納品に伺いました。その歩みは四季の食卓へと連なるものでもありました。

料理家・吉田玲奈として彼女が活動していくための足がかりとして手売りから始めた瓶詰めをひとの手に委ねたのは、喫茶cartaで催していただいた「棚展」が初めてのことでした。

ただ瓶詰めを販売するに留まらず、お客様に彼女の料理を手ほどきしたり味わっていただいたりする「朝のひとさじ」「夜のひとさじ」と題した集いの時間も設けてくださいました。写真はその一コマです。ここでの経験が四季の食卓へと繋がったことは、間違いありません。

私たちにお店の大切な空間と時間を分け与えてくださったことが、どれだけ大きな励みに、そしてその後の活動の原動力となったことか。不慣れな土地で手探りで進んでいた玲奈に、手を差し伸べ背中を押してくれた喫茶cartaを営む加賀谷ご夫妻は、彼女にとって頼りになる先輩であり盛岡のお兄さんお姉さんのような存在に思えます。

これで四季のひとさじを通じた喫茶cartaとのお付き合いは一区切りです。それはもしかしたら、恩を仇で返すような決断だったかもしれませんが、巣立ちとご理解くださることを願い、しっかりと羽ばたいている姿を見せることで恩に報いたいと身勝手ながら思っています。

kasi-friendly への最後の納品も4月に終え、しばらくの間四季のひとさじは盛岡の皆様の前から姿を消すことになります。具体的にいつとは申し上げられないのですが、今年の上半期中にオープンを予定している背負子の新店舗で、私たち自身の手で販売を再開します。しばしご猶予をくださいませ。

喫茶cartaの棚に瓶詰たちが初めて並んだ日の光景と高揚感が蘇り、胸が高鳴っています。

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