いじめじゃないよ、けじめだよ

いじめてるわけじゃないよ。けじめをつけて欲しいだけだよ。

CEO(ちっさいエグゼクティヴオフィサー)こと我が家の息子は、なかなかご飯に集中できない。食べ始めても、すぐに気が散っておもちゃで遊びだしたり、動画(Youtube)を観たいとゴネたり。そもそも食卓につくまでが難儀だ。それで気分が落ち着くならと、食卓におもちゃを持ってくるのをずっと許容していたけれど、逆効果でしかない。そこで先日、僕ら夫婦はついに強硬手段に出た。

背負子にちょくちょくご来店くださる、KITA COFFEE STAND を営むご夫妻から勧められた肉屋さん「竹村精肉店」で購入した、きれいに洗浄された生ホルモンを鍋に仕立てた晩、蓋を開けた刹那に立ち上がる湯けむりに狂喜乱舞するCEOの姿を見て、「これは今日はいけるかな?」と期待したのだが、食べる段になると案の定すぐに気が散ってしまう。「座って」「はい、お口アーンして」「おもちゃトンして」などと何度促してみても、懲りずに気を散らす。君は君なりに楽しく過ごしたいのはわかるんだが、トトとカカは食事の時間を大切にしたいんだよ。諭してみたが聞く耳を持たないようので、そんなに遊びたいならと、隣の部屋へ追いやった。襖は閉めた。どっちつかずになるくらいなら、遊びを満喫したらいい。その代わり、ちゃんと落ち着いてご飯を食べれないなら、来ないでね。そういうことにした。

夫婦二人だけで食事を始めて、2、30分経ったくらいだろうか、汁を残しただけの鍋に仕上げのラーメンを放り込もうという段になって、CEOが襖をそっと開けた。寂しそうな顔をしてこっちを見ている。「ご飯食べる?」と問うと、「…食べる」と小声で返事が返ってきた。ようやく家族3人揃っての晩ご飯が始まった。相変わらずそわそわと落ち着きはないが、それでもテンポよくラーメンをすすっていく。麺類を食べるのは得意なのだ。

そう簡単に物事は決着するはずもなく、今日も食卓を囲んでの小競り合いは続く。でもその日以来(と行ってもわずか二日前のことだけど)、食事への集中力は随分と増した。荒療治には心痛を伴うけれど、心の切り替えが早く引きずらない彼の性格が救いだ。

その晩のホルモン鍋は、レモン塩で調味。ホルモンは見た目に違わぬ綺麗な味。野菜を選ぶ目が確かで信頼を置いている八百屋さん「さんさん広場」の、肉厚でしっかりと甘さを持ったキャベツと相まって、旨味が強く飽きの来ない、さっぱりとして深みのある一品に仕上がった。市販のホルモンの多くは原材料が複雑な辛味のあるタレに漬け込んであって、ホルモン鍋というとあの味のイメージだ。それはそれで一つの有り様ではあろうけど、それを標準として素性の良い食材にまで手を入れすぎるのは、いかにも無粋に思える。シンプルにして正解。我が家の新定番になりそう。

昨年暮れに、《しまのレモン》と《粗塩Glos cel》で新たにレモン塩を仕込んでおいた。数ヶ月後には味がこなれているだろうから、その頃にまたやろう。

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KITA COFFEE STAND盛岡市材木町12-2
竹村精肉店 盛岡市中ノ橋通2-12-17
さんさん広場 盛岡市大通1-2-1 岩手県産業会館1階 サンビル内

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